
~ 飛躍の年に ~
2023年の幕開けです。行動制限のない年末年始ということで、海外に出かける人、3年ぶりに帰省する人など昨年とは異なる風景が報道されました。ゼロコロナ政策を緩和した中国の感染状況は、3年前の武漢を思い出させる映像です。まだコロナが収まったという状況ではありませんね。皆様はお正月をいかがお過ごしでしたでしょうか。
例年ならお正月は故郷尾道で過ごしていました。尾道のグループホームの皆さん、近所の方たちと昔ながらの石臼と杵でペッタンペッタン餅をつき、香ばしいアナゴを焼いて、新年を迎えていました。グループホームの皆さんは、昔取った杵柄、丸めて、丸めて、丸餅が次々出来上がります。餡子を入れたつきたてのお餅は幼い頃の餅つきの味です。そんな風景もコロナで遠くなり、今年は氏神様の田無神社に初詣をしました。
今年の干支は「癸卯(みずのとう)」。意味を調べてみると、
・これまでの努力が花を開き実り始めること・寒気が緩み、萌芽を促す年
・厳寒が去り、春の兆しが訪れたこと などなど。
何だか、努力次第で、無理をしないようにすれば、明るい年になりそうな気がします。
希望のある年にしたいですね。
ですが、うかうかしておれません。介護保険改正については、社会保障費の中での負担と給付で決めようとしていることに、はっきりノーを突きつけたいです。どのような将来を描いているのか、どのような社会を子供たちに見せようとしているのか、先が見えないことばかりです。気を緩めることなく、現場からの発信を続けていきます。国の方向が、人の命より防衛費へと流れていきそうです。
そんな荒波の中、サポートハウス年輪の目指す先は「安心して暮らせる町をつくる」ことに変わりはありません。今年から一度年輪を離れたが、また年輪の輪に加わってくれる方が複数います。新たな年輪を前に進めてくれる力になります。
小さなNPO法人の心意気に皆様のお力が加われば、ウサギのように前にはねていけます。大きいことはいいことだと言わんばかりの国の方向性に今年も抗っていきます。
理事長 安岡 厚子


南天

伊豆の達磨山から望む富士
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