
~ 別れと出会い ~
今年も東大農場、総持寺、田無神社の桜がわが町の春を演出しています。
春は出会いと別れの季節と言われますが、年輪ヘルパーステーションを3月31日で、休止いたしました。長い間ご利用いただいた利用者さん、関係機関の皆様には、本当に感謝いたしております。
年輪ヘルパーステーションは創設当初からの事業で、24時間365日の在宅サービスの要でした。お正月に新宿歌舞伎町のビルに暮らす老夫婦の介護に出かけた帰りに、花園神社への初詣客とすれ違ったこと、深夜の巡回ヘルプサービスで、東久留米、武蔵関と夫の運転で回ったこと、娘さんが留守をされる家に、95歳のお母様の泊まり込み介護に入ったことなどなど思い出されます。最初に私が入っても、その後を担ってくれるスタッフが次々を現れてきたことで、サポートハウス年輪の基礎ができていきました。学生からサラリーマン、主婦、看護師、施設職員など、様々な人が介護スタッフとして登録してくれました。
2000年介護保険スタート以来、多くのヘルパーさんが
活躍して下さいました。創設から28年、介護保険になって
から22年。ホームヘルパーの身分保障と社会的地位向上を
掲げて活動してきましたが、訪問介護を取り巻く環境は決し
て明るいものではありません。介護職を誇りの持てる仕事に
していく使命は、まだまだサポートハウス年輪にはあります。
年輪ヘルパーステーションにご縁があり、活躍して下さったヘルパーさんたちと、最後のミーテングを行いました。記念品贈呈と私からは、メッセージに代えて、ばぶちゃんちを遺言してくれた阿部千寿子さんの在宅ホスピスの実践例を紹介しました。自分のことは自分で決めて、自分の言葉で発する自立した人として、これからの人生を送ってほしいとの願いを込めました。
さあ~桜からエネルギーをもらい、もうひと頑張りですね。4月から新人職員も入ってきました。
コロナ禍の中ですが、なんだか楽しいことがありそうなそんな年輪です。
理事長 安岡厚子
ヘルパーステーション最後のミーティングにて


東大農場
総持寺


田無神社
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〒188-0011 西東京市田無町5-4-8 第一和光ビル1階
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